Japanese
English
特集 突然死をめぐって
心不全における突然死の予防法
Prevention of Sudden Cardiac Death in Heart Failure
麻野井 英次
1
Hidetsugu Asanoi
1
1富山医科薬科大学第2内科
1Second Department of Internal Medicine, Faculty of Medicine, Toyama Medical and Pharmaceutical University
pp.625-629
発行日 2001年7月15日
Published Date 2001/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404902310
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はじめに
慢性心不全患者の死因の約50%は突然死である.心臓突然死は通常症状発生から1時間以内を指すことが多く,そのほとんどは心室性頻拍性不整脈によると考えられる.このほかに徐脈性不整脈を伴って死亡する症例もある.一般に心不全軽症例(NYHA I-II)の死亡率は低いが,死亡に占める突然死の割合が大きい.心不全が重症化するに従い(NYHA IV)心不全死などの他の死亡原因が増加することにより死亡率が増す1).
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