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Current Opinion
高血圧治療を中心に
Pharmathentical Annroach for Hypertensives
浦田 秀則
1
Hidenori Urata
1
1福岡大学医学部第二内科
1Second Department of Internal Medicine, School of Medicine, Fukuoka University
pp.281-284
発行日 2001年3月15日
Published Date 2001/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404902259
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高血圧治療をめぐる最近1年間の話題
レニン・アンジオテンシン(RA)系は血圧調節作用などの全身性作用のみでなく,組織でのアンジオテンシンII(AII)産生を介して心肥大,線維化,動脈硬化などの組織リモデリングにも重要な役割を担っている.このことはACE阻害薬(CEI)が臨床的に使用されるようになって既存の高血圧薬治療薬以上に心血管系の合併症を減少させることから検証されつつある.しかも最近臨床の場で使用可能となったアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ATIA)がACE阻害薬と比較して降圧や臓器保護にどのような相違点を持つのかは重要な臨床的課題である.
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