特集 最新の高血圧診療:「高血圧治療ガイドライン2019」後の展開
高血圧の治療 高血圧の治療計画
石光 俊彦
1
,
永瀬 秋彦
,
小野田 翔
1獨協医科大学 腎臓・高血圧内科
キーワード:
冠動脈疾患
,
降圧剤
,
高血圧
,
心筋梗塞
,
脳血管障害
,
予後
,
アルゴリズム
,
患者ケア計画
,
リスク評価
,
生活習慣病
,
生活指導
Keyword:
Hypertension
,
Myocardial Infarction
,
Prognosis
,
Coronary Disease
,
Cerebrovascular Disorders
,
Algorithms
,
Risk Assessment
,
Patient Care Planning
,
Antihypertensive Agents
pp.469-476
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020230223
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<Headline>1 高血圧は心不全、腎不全や脳心血管病の主要な危険因子であり、健康寿命の延長にはその適切な管理が必要である。2 血圧レベルと予後影響因子により脳心血管病リスクを評価し、低・中等リスクでは生活習慣修正とともに薬物治療の必要性を検討、高リスクでは生活習慣修正に加え早期から薬物治療を開始する。3 一般的な降圧目標は130/80mmHg未満とし、75歳以上、脳動脈狭窄のある脳血管障害、蛋白尿陰性の慢性腎臓病では140/90mmHg未満を降圧目標とする。4 降圧薬治療ではアドヒアランスを維持するため1日1回投与の病態に即した薬剤を優先して選択し、副作用を回避しつつ降圧作用を高めるのに効果的な併用療法を行う。
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