特集 最新の高血圧診療:「高血圧治療ガイドライン2019」後の展開
高血圧の治療 小児の高血圧治療
山村 智彦
1
,
野津 寛大
,
飯島 一誠
1神戸大学 大学院医学研究科内科系講座小児科学分野
キーワード:
血圧測定
,
降圧剤
,
高血圧-腎性
,
アルゴリズム
,
基準値
,
栄養指導
,
高血圧-本態性
Keyword:
Blood Pressure Determination
,
Hypertension, Renal
,
Reference Values
,
Algorithms
,
Essential Hypertension
,
Antihypertensive Agents
pp.513-517
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020230230
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<Headline>1 小児期の高血圧の判定は、性別および年代別に行う必要がある。特に、乳幼児の著明な高血圧では、二次性高血圧の存在を強く疑う。2 思春期以降に認める高血圧の多くは本態性高血圧であり、高率に成人期の高血圧に進展するため、積極的な管理を行う必要がある。3 薬物治療は生活習慣等に対する非薬物療法が無効である場合や、症候性の高血圧を呈する症例、二次性高血圧やCKDの存在する場合などに考慮され、ACE阻害薬やARB、Ca拮抗薬を使用する。
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