Japanese
English
特集 酸化ストレスと心血管病態
酸化LDLと血管内皮機能障害
Endothelial Dysfunction and Oxidized Low Density Lipoprotein
久米 典昭
1
Noriaki Kume
1
1京都大学大学院医学研究科加齢医学
1Department of Internal Medicine, Kyoto University Graduate School of Medicine/Kyoto University Faculty of Medicine
pp.769-772
発行日 2000年8月15日
Published Date 2000/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404902135
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血管内皮細胞は血管の内腔を被う一層の細胞であるが,その機能障害が粥状動脈硬化の発症の最初の引き金となるものと考えられている.このような血管内皮細胞の機能障害を惹起する因子として様々な液性および血行力学性の因子があげられるが,特に高脂血症を基盤として発症する粥状動脈硬化においては,酸化変性を受けた低比重リポ蛋白(LDL)がその因子の一つとして重要な役割を担うことが示唆されている.
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