Japanese
English
特集 呼吸循環領域の運動負荷
循環器疾患と運動療法
Exercise Therapy for Cardiovascular Disease
加藤 理
1
,
伊東 春樹
1
Osamu Kato
1
,
Haruki Itoh
1
1心臓血管研究所付属病院
1Cardiovascular Institute Hospital
pp.365-372
発行日 1996年4月15日
Published Date 1996/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404901231
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はじめに
近年,循環器疾患(急性心筋梗塞,高血圧,慢性心不全,心臓手術後など)に対する運動療法の重要性が認識されつつある.そしてその運動強度の指標としては従来から最大心拍数や最大酸素摂取量に一定の係数を乗じたり,自覚症状(Borg指数)などが用いられているが,最近AT(Anaer—obic Threshold)1)を使用することが有用とされている.
そこで本稿では,まずATを基準とした運動療法について,次に主な循環器疾患に対する運動療法の現状について述べる.
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