Japanese
English
装置と方法
運動中の色素希釈法による心拍出量測定
Cardiac output Measurement using Dye-dilution Method during Exercise
稲川 香織
1
,
田嶋 明彦
1
,
前田 知子
1
,
伊東 春樹
1
,
傅 隆泰
1
Kaori Inagawa
1
,
Akihiko Tajima
1
,
Tomoko Maeda
1
,
Haruki Itoh
1
,
Long Tai Fu
1
1心臓血管研究所付属病院
1The Cardiovascular Institute Hospital
pp.311-314
発行日 2002年3月15日
Published Date 2002/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404902445
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はじめに
一般に心拍出量(CO)の測定法としては,Fick法ならびに指示薬希釈法である色素希釈法と熱希釈法などが知られている.当院では運動負荷試験中のCO測定としてインドシアニングリーン(ICG)を指示薬とした色素希釈法を用いている.従来は,dye densitometer MLC−4200(日本光電工業製)を用い,虚血式色素濃度較正法1)によるCO測定であったが,今回,新しくパルスオキシメトリーの原理を応用したパルス式色素希釈装置であるDDGアナライザDDG−2001(日本光電工業製)を導入した.そこで,本装置の測定原理,CO計算方法,従来法との比較,また本装置が運動時のCO測定に利用可能かどうかについて検討した.
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