Japanese
English
特集 リハビリテーションにおける呼吸循環系の評価と管理
運動負荷時の呼吸循環応答とその評価
Cardiopulmonary Response to Exercise Testing and Its Evaluation.
源田 朋夫
1
,
伊東 春樹
2
Tomoo Genda
1
,
Haruki Itoh
2
1信州大学医学部第3内科
2心臓血管研究所
1The Third Department of Internal Medicine, Shinsyu University, School of Medicine
2The Cardiovascular Institute
キーワード:
呼吸循環代謝
,
心肺運動負荷試験
,
呼気ガス分析
Keyword:
呼吸循環代謝
,
心肺運動負荷試験
,
呼気ガス分析
pp.189-196
発行日 1995年3月10日
Published Date 1995/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107812
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はじめに
リハビリテーション医学において運動療法は最も重要な位置を占めるが,その対象とする疾患はさまざまであり,病態や重症度を考慮し,最も適切な運動様式,強度,施行時間,頻度,期間などを定量的かつ客観的に評価決定する方法論はいまだ確立されているとは言い難い.
近年,持久的作業能力を高めるための運動療法に際し,心肺運動負荷試験が個々の症例に対する運動処方や,その効果判定に利用されるようになった.そこで本稿では運動負荷試験や運動療法を行うに当たり,基礎となる運動生理学的事項と呼気ガス分析のデータ解析に必要となる知識に関して概説する.
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