Japanese
English
装置と方法
X線蛍光分析による局所血流量計測—マイクロスフェアーの注入,抽出,濾紙への展開
Practice of the Flow Measurement using Nonradioactive Microspheres and X-ray Fluorescence Spectrometer
盛 英三
1
,
春山 周一
1
,
篠崎 芳郎
1
,
坂本 浩保
1
,
中條 光章
1
,
桑平 一郎
2
Hidezo Mori
1
,
Shuichi Haruyama
1
,
Yoshiro Shinozaki
1
,
Hiroyasu Sakamoto
1
,
Mitsuaki Chujyo
1
,
Ichiro Kuwahira
2
1東海大学医学部基礎生体構造機能系生理
2東海大学医学部第二内科
1Department of Physiology, Tokai University School of Medicine
2Department of Medicine, Tokai University School of Medicine
pp.447-450
発行日 1993年5月15日
Published Date 1993/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900664
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はじめに
X線蛍光分析による局所血流量測定法は放射性マイクロスフェアー法の代替となりうることをすでに報告した1,2).本方法は,トレーサーの種類が多いこと,長期慢性実験に容易に利用できること3)など,放射性マイクロスフェアー法よりも優れている点がある.さらに,放射光を線源として用いれば,10〜20mgの微小領域の血流量計測も可能である.
本論では,本方法を実行するうえで必要ないくつかの工夫について述べる.これらは原著論文や総説では詳述しにくい事柄であるが,正確な計測を行うためには欠くことができないことだからである.
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