Japanese
English
解説
X線蛍光分析法による局所血流量計測
Regional Blood Flow Measurement with Nonradioactive Microspheres
盛 英三
1
,
春山 周一
1
,
篠崎 芳郎
1
,
坂本 浩保
1
,
沖野 遙
1
,
高梨 玲二
2
,
佐久間 到
2
Hidezo Mori
1
,
Shuichi Haruyama
1
,
Yoshiro Shinozaki
1
,
Hiroyasu Sakamoto
1
,
Haruka Okino
1
,
Reiji Takanashi
2
,
Itaru Sakuma
2
1東海大学医学部生理学Ⅱ
2積水化成品工業
1Department of Physiology, Tokai University School of Medicine
pp.957-961
発行日 1992年10月15日
Published Date 1992/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900550
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はじめに
1967年,RudolpとHeymann1)がアイソトープをラベルしたマイクロスフェアーを用いて臓器血流量を初めて測定した(放射性マイクロスフェアー法).以来,この方法は実験動物における標準的な局所血流量の測定法として利用されている.しかし,放射性物質の管理,廃棄に伴うコストが高いので,大動物での利用は米国以外の国ではほとんど行われていない.
我々は安定重元素をラベルした非放射性マイクロスフェアーをX線蛍光分析で定量する方法を開発したので,その原理,装置,測定精度について論述する.また,近年報告されたもう一つの非放射性の方法であるColoredマイクロスフェアー法との比較も併せて行う.
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