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特集 糖尿病診療のための実践的運動療法
Ⅴ外来指導のヒント
活動量計の使い方
How to use an active mass meter
住田 尚子
1
1内科(糖尿病)久安医院
キーワード:
①活動量計
,
②運動療法
,
③エネルギー消費量
,
④食事摂取量
Keyword:
①活動量計
,
②運動療法
,
③エネルギー消費量
,
④食事摂取量
pp.621-624
発行日 2012年11月15日
Published Date 2012/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101421
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はじめに
運動療法は食事療法と並んで糖尿病治療の基本とされている.ここでいう運動とは,糖尿病治療・健康のために計画して意図的になされたものだが,実際に患者さんに運動療法について説明していると,「もう年だから」とか「そんな時間はない」という言葉がよく聞かれる.また,運動療法は天候や気温にも左右されやすく,梅雨時期や暑い時期,寒い時期には運動量が極端に減る患者さんも多く見受けられる.糖尿病の自己管理の実行度をみると,残念ながら治療の基盤とされている食事療法が最も低く,続いて運動療法となっており,薬を内服することや定期受診することに比べていずれも低くなっている1).それと,食事療法に関しては専門医・一般内科医のいずれもほとんどの初診患者に指導が行われているが,運動療法では約4割の実施状況2)と,スタッフ側も適切な運動指導ができていないことも,患者さんの運動実施率に関係しているかもしれない.
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