Japanese
English
Bedside Teaching
ウィーニングの指標としてのP0.1
P0.1 as an Indicator for Weaning
岡元 和文
1
,
緒方 健一
1
,
黒瀬 満郎
1
,
安元 正信
1
Kazufumi Okamoto
1
,
Kenichi Ogata
1
,
Mitsuro Kurose
1
,
Masanobu Yasumoto
1
1熊本大学医学部付属病院救急部・集中治療部
1Division of Intensive and Critical Care Medicine, Kumamoto University Medical School
pp.565-571
発行日 1992年6月15日
Published Date 1992/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900488
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はじめに
多くの重症呼吸不全患者が,今日の強力な人工呼吸器により救命されていることに異論を唱えるものはないであろう.しかし,機械的人工呼吸そのものは,完全に安全な生命維持技術ではない.人工呼吸そのものが種々の合併症を起こしうる(表1).
したがって,呼吸不全の原因となった病気が改善し,患者の自然呼吸が十分ならば,できるだけ早く機械的呼吸補助を止め,人工呼吸からのウィーニングをはかるべきであろう.しかし,実際には,個々の症例に対していつウィーニングを開始するべきか否か判断に迷うことも少なくない.
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