増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて
Ⅰ章 周術期の集中治療
呼吸管理
ウィーニングと抜管
布宮 伸
1
Shin NUNOMIYA
1
1自治医科大学医学部麻酔科学・集中治療医学講座集中治療医学部門
pp.34-41
発行日 2016年10月22日
Published Date 2016/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211344
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POINT
■ウィーニング開始の絶対条件は,人工呼吸管理の原因となった病態の改善である.
■ウィーニングの遅れは人工呼吸管理の長期化を招きやすいため,人工呼吸管理を始めたその瞬間から,常にウィーニングの可能性を念頭に置いた管理を行う.
■人工呼吸中の鎮静は必要最小限にとどめる.持続鎮静中でも1日1回は患者を覚醒させてウィーニングの可否を判断する.
■ウィーニング可能と判断されれば,できる限り速やかに自発呼吸トライアル(SBT)に移行する.
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