Japanese
English
特集 循環器画像診断・最近の進歩
PET,最近の進歩
Positron Emission Tomography, Update
吉田 勝哉
1
,
稲垣 義明
1
Katsuya Yoshida
1
,
Yoshiaki Inagaki
1
1千葉大学医学部第三内科
1The Third Department of Internal Medicine, Chiba University School of Medicine
pp.1101-1108
発行日 1991年11月15日
Published Date 1991/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900374
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はじめに
最近,虚血性心疾患の治療に経皮的冠動脈形成術や冠状動脈バイパス手術が盛んに行われるようになってきた.また,高脂血症の研究が進んで動脈硬化に対するさまざまな治療が試みられている.これにともない核医学診断に対する要求も,従来の心筋梗塞の部位診断や冠動脈狭窄病変の検出のみならず,心筋viabil-ityの評価や冠血流予備能の計測といった,代謝情報や定量性を求められるものへと広がりつつある.このような新たな要求に対し,Positron Emission Tomo-graphy(PET)を使ったさまざまな研究が進められている.本稿では最近数年間の研究成果を中心に,PETの現状を紹介したい.
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