特集 神経学における最近の研究
<臨床>
Neuroradiologyの最近の進歩—Pneumoencephalographyについて
久留 裕
1
,
近藤 智善
2
1順天堂大学放射線科教室
2順天堂大学脳神経内科
pp.871-873
発行日 1978年7月10日
Published Date 1978/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904968
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近年Computed tomographyによる神経放射線診断の著しい進歩に伴い,気脳写の占める役割は大きく変化した。しかし気脳写においても,断層撮影を行なうことにより脳を一連の切片標本に擬して巨視解剖学的に様々の方向から観察することは可能で,病変部位,病変の性質によっては現在も信頼される検査たり得る。
本小論では著者らが近年行なってきた後・中頭蓋窩の容積減少性の疾患における気脳断層写について述べることとした。
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