Japanese
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特集 循環器画像診断・最近の進歩
新しいsingle-photon核種によるRI診断法
Radionuclide Imaging Using New Single-photon Tracers
玉木 長良
1
,
河本 雅秀
1
,
高橋 範雄
1
,
小西 淳二
1
Nagara Tamaki
1
,
Masahide Kawamoto
1
,
Norio Takahashi
1
,
Junji Konishi
1
1京都大学医学部核医学教室
1Department of Nuclear Medicine, Kyoto University, Faculty of Medicine
pp.1093-1100
発行日 1991年11月15日
Published Date 1991/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900373
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はじめに
核医学画像診断法の特徴は用いるトレーサの多様性により種々の心筋内の情報が得られる点である.従来よりタリウムを用いた心筋血流イメージングが広く利用されてきたが,この2,3年新しい放射性医薬品が続々と登場し,新しい心筋内の情報が得られるようになった.表1に循環器領域に用いられるポジトロン核種とシングルフォトン核種を対比して掲げる1,2).前者は生理的・生化学的映像法として優れるが3,4),後者もかなりの心筋内の情報が得られるようになってきたことがわかる.ここではこれらシングルフォトン核種を紹介すると共に,現在汎用されているタリウムイメージングの最近の工夫についても述べたい.
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