今月の主題 アレルギー診療の実際
喘息
職業性喘息
清水 泰生
1
,
中澤 次夫
2
1群馬大学医学部第1内科
2群馬大学医学部保健学科
pp.257-259
発行日 2000年2月10日
Published Date 2000/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907353
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●職業性喘息は特定の職場で,その職業特有の物質に暴露され,一定期間後に主としてアレルギー的機作によって発症する気管支喘息である.
●原因物質は多岐にわたり,わが国では近年,従来の高分子性物質のほかに低分子性物質の増加が目立つ.
●診断は本症を疑うことから始まるので,問診が非常に重要である.症状発現と作業との因果関係をよく確認する.
●対策は予防が重要であり,原因物質の除去,減量など雇用側と作業側の協力・理解が必要である.薬物療法は非職業性のそれに準ずる.
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