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綜説
Transcatheter Aortic Valve Implantation—Current Status and Future Perspectives
Transcatheter Aortic Valve Implantation:Current Status and Future Perspectives
林田 健太郎
1
Kentaro Hayashida
1
1慶應義塾大学医学部循環器内科
1Department of Cardiology, Keio University School of Medicine
pp.881-886
発行日 2015年9月15日
Published Date 2015/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404205788
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はじめに
経カテーテル的大動脈弁留置術(transcatheter aortic valve implantation;TAVI)は,周術期リスクが高く外科的大動脈弁置換術(SAVR)の適応とならない,もしくは高リスクな患者群に対して,より低侵襲な治療として誕生した.
2002年にフランスのRouen大学循環器内科のCribier教授によって第一例が施行されて以来1),2007年にヨーロッパでCE mark取得,2011年にはEdwards社のSapien valveが,またMedtronic社のCoreValveも2014年に米国でFDA承認を受けている.現在までに欧米を中心に世界中で15万例以上が治療されており,世界中で急速に進歩,普及しつつある治療法である.
日本でもようやく2013年10月より保険償還され,実施施設が拡大しつつある.
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