異国臨床レポート
米国アイオワ大学におけるTAVIの麻酔管理—Anesthetic management of transcatheter aortic valve implantation:The University of Iowa Perspective
黒澤 温
1,2
,
花田 諭史
1
Atsushi KUROSAWA
1,2
,
Satoshi HANADA
1
1アイオワ大学医学部 麻酔科
2/旭川医科大学 麻酔・蘇生学講座
キーワード:
TAVI
,
全身麻酔
,
鎮静
,
血管造影室
Keyword:
TAVI
,
全身麻酔
,
鎮静
,
血管造影室
pp.1025-1029
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201219
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アイオワ大学病院では2011年から経カテーテル大動脈弁留置術transcatheter aortic valve implantation(TAVI)を開始し,2017年末で539件を数えるまでに至った。開始当初は全身麻酔にて管理を行っていたが,2016年,経大腿アプローチの症例は鎮静による麻酔管理へと移行した。また,2016年,米国でのTAVIの適応拡大により症例数が増加し,それに伴い血管造影室でもTAVIを行うようになった。今後,日本でもTAVIの適応が拡大し,その麻酔法,施行場所が変遷していく可能性が考えられる。
本稿では,アイオワ大学病院のTAVIの現状に関して,麻酔法とその変遷を中心に紹介する。
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