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公益社団法人日本麻酔科学会第71回学術集会講演特集号 招請講演
Post implantation syndrome
Post implantation syndrome
副島 崇旨
1
Takashi SOEJIMA
1
1北海道大学病院麻酔科
キーワード:
Post implantation syndrome
,
EVAR
,
ステントグラフト
Keyword:
Post implantation syndrome
,
EVAR
,
ステントグラフト
pp.S93-S98
発行日 2024年11月20日
Published Date 2024/11/20
DOI https://doi.org/10.18916/masui.2024130013
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はじめに
ステントグラフト留置後には,開腹手術に匹敵する炎症亢進状態が存在し,これをpost implantation syndrome(PIS)という。PISの臨床的意義は限られており,その認知度が低いことは無理もない。PISにもっとも関与する因子は,ステントグラフトの素材とされる。腹部大動脈瘤の治療に選択肢を広げたステントグラフトであるが,その進歩はこれすなわちデバイスの進歩であり,ここに目を向けることは全体像の理解につながるだろう。本論文では,これまであまり注目されてこなかったPISを軸にステントグラフト治療への理解を深め,ステントグラフトが生体内でどのような変化を起こすのかを考えながら麻酔管理ができるようになることを目標とする。
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