Japanese
English
装置と方法
上腕動脈脈波記録装置の臨床的有用性
Clinical usefulness of brachial puls wave recorder
外岡 正英
1
,
斉藤 俊弘
1
,
関谷 貞三郎
1
,
稲垣 義明
1
Masahide Tonooka
1
,
Toshihiro Saito
1
,
Teizaburo Sekiya
1
,
Yoshiaki Inagaki
1
1千葉大学医学部第三内科
1The Third Department of Internal Medicine, Chiba University School of Medicine
pp.411-416
発行日 1987年4月15日
Published Date 1987/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404205042
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はじめに
頸動脈脈波については,従来動脈硬化症との関連1,2)systolic time intervalsの測定3),大動脈弁疾患における波形の特徴4)など,多くの報告があり,臨床応用されている。しかし上腕動脈脈波(BPW)については,末梢への脈波の伝播に伴う波形変化などに関連して,いくつかの研究5)がなされているが,その臨床応用は,あまりなされていない。今回BPWをコロトコフ音(K音)と共に簡単に記録でき,脈波分析と共に血圧測定も同時に行うことのできる携帯型上腕動脈脈波記録装置が開発され,その臨床応用について検討した。
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