Japanese
English
Bedside Teaching
間質性肺炎—CTの意義
Interstitial pneumonia:Significance of CT
浅川 三男
1
,
小場 弘之
1
,
森 雅樹
1
,
加藤 誠也
1
Mitsuo Asakawa
1
,
Hiroyuki Koba
1
,
Masaki Mori
1
,
Seiya Kato
1
1札幌医科大学内科学第3講座
1Department of Internal Medicine (Section 3), Sapporo Medical College
pp.399-404
発行日 1987年4月15日
Published Date 1987/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404205040
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肺胞領域の構造は,肺胞腔と肺胞壁に分けることができるが,間質性肺炎とは肺胞腔内滲出が少なく,肺胞壁(間質)を病変の主座とする肺の炎症をいい1),その原因は既知のものから未知のものまで多彩である2)。
本症のX線像の分析は,病変の主体が肺胞壁というミクロレベルでの変化であること,またX線像にはsum—mationとして投影されることなどにより,そのradio—logic-pathologic correlationを正確に把握することが困難であったが,CTの発達に伴い,かなりの精度で肺の形態学的変化を画像上に描出できるようになってきている3)。
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