Japanese
English
特集 肺疾患の検査の読みと実病変
CT
Computed Tomography
渡辺 英明
1
,
小場 弘之
1
,
山岸 雅彦
1
,
森 裕二
1
,
加藤 誠也
1
,
蔦原 紳
1
,
鈴木 明
1
Hideaki Watanabe
1
,
Hiroyuki Koba
1
,
Masahiko Yamagishi
1
,
Yuji Mori
1
,
Seiya Katoh
1
,
Sin Tutahara
1
,
Akira Suzuki
1
1札幌医科大学第3内科
1Department of Internal Medicine (section 3), Sapporo Medical College
pp.9-14
発行日 1991年1月15日
Published Date 1991/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404910129
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はじめに
X線CTが広く臨床の場に使用され始めて10余年がたち腫瘤性陰影の診断に対してはもちろんのこと,近年ではHigh Resolution CT(HRCT)像の導入により描出能が向上し,びまん性肺疾患における有用性も確立されつつある.肺癌においてはすでに鈴木らによって病変と肺既存構造との関係が明らかにされているが1),びまん性肺疾患においても伊藤ら2)による伸展固定肺を用いた分析を基礎として各種肺疾患で病理組織学的変化がX線画像にどのように反映されるかという研究がなされ次第にそのpathologic CT correlationが明らかになってきている.本稿ではそれらをもとに各種肺疾患のCT像の特徴について述べる.
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