巻頭言
気管支喘息研究雑感
牧野 荘平
1
1獨協医科大学アレルギー内科
pp.487
発行日 1985年4月15日
Published Date 1985/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204647
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医学における諸疾患の研究の第一の目的は,医学そのものの性質からいって疾患を治すことである。感染症のように病因が明らかなものは別として,喘息のように病因が不明であるものは病因の解明こそが終局的には真の治療と言えよう。当面の気道収縮の改善,治療が重要であるのは勿論であるが。
我々の教室では開設以来喘息の研究を主要テーマの一つとしているが,その経験からの印象を述べてみたい。
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