特集 内科診療にガイドラインを生かす
呼吸器疾患
気管支喘息
大田 健
1
1独立行政法人国立病院機構東京病院
pp.113-117
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107089
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気管支喘息(喘息)は,紀元前4世紀,古代ギリシャのヒポクラテスの時代からすでに記載のある古い疾患である.その患者数は増加傾向を示し,実地診療の場で必ず経験する疾患の1つといえる.喘息の診療では,気道閉塞と慢性の気道炎症を念頭に,個々の患者にとって適切な治療を実践することが重要である.本稿では,2012年に発刊されたわが国の「喘息予防・管理ガイドライン(JGL2012)1)」に沿った喘息治療を基盤にした医療現場での診療について概説する.
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