Japanese
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特集 呼吸不全の病態と治療
重症呼吸不全の人工呼吸成績—IRCUの到達点と課題
The results of mechanical ventilatory assistance for the severe respiratory failure with chronic pulmonary diseases:The present goal of an IRCU and the future problems
木村 謙太郎
1
,
高 光重
1
,
仁井 昌彦
1
,
田中 信之
1
,
川幡 誠一
1
Kentaro Kimura
1
,
Kwanjun Koh
1
,
Masahiko Nii
1
,
Nobuyuki Tanaka
1
,
Seiichi Kawabata
1
1大阪府立羽曳野病院集中治療科,内科
1Intensive Respiratory Care Unit, Osaka Prefectural Habikino Hospital
pp.39-42
発行日 1982年1月15日
Published Date 1982/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203909
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テクノロジーとしての現行の人工呼吸管理法および,特殊な治療システムとしてのRCU (Respiratory Care Unit)は,果してどこまで重症呼吸不全患者の治療成績を向上せしめうるのか。あるいは,逆に,今日なお,何をなしえないのであろうか。
このような設問の意義は,単にこれらのテクノロジーやシステムの功罪を問うのみならず,むしろ,現行人工呼吸管理の到達点と限界の認識を通じて,呼吸器病学や関連諸分野に,呼吸不全の病態への,より本態的なアプローチにおける将来の課題あるいは標的を明確に提示することにある。
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