特集 次代の公衆衛生を展望する
健康格差に対する日本の公衆衛生の取り組み—その到達点と今後の課題
近藤 克則
1,2
1千葉大学予防医学センター社会予防医学研究部門
2国立研究開発法人国立長寿医療研究センター老年学・社会科学研究センター老年学評価研究部
キーワード:
「健康日本21(第2次)」の中間評価
,
health in all policies
,
evidence based policy making
,
EBPM
Keyword:
「健康日本21(第2次)」の中間評価
,
health in all policies
,
evidence based policy making
,
EBPM
pp.368-374
発行日 2020年6月15日
Published Date 2020/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209403
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
【ポイント】
◆「健康日本21(第2次)」の中間評価において「健康格差の縮小」や「社会環境の整備」では前進がみられた.
◆今後は,「ゼロ次予防」を目指し,市町村や社会階層間の健康格差,ライフコース,建造環境,「health in all policies」に着目すべきである.
◆evidence based policy making(EBPM)の推進のため,健康影響予測評価とプログラム評価,ロジックモデル,評価計画などが課題となる.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.