呼と循ゼミナール
経皮的経管式冠動脈形成術—Gated equilibrium radionuclide ventriculography
兼本 成斌
1
,
Hör, G.
1
,
Standke, R.
1
,
Maul, F-D.
1
1J.W.Goethe University
pp.358
発行日 1980年4月15日
Published Date 1980/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203545
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前回は経皮的経管式冠動脈形成術(TAP)前後の運動負荷201—TI心筋シンチグラムについてのべた1)。今回は99m-Tc-PYPを用いたgated equilibrium radionuclideventriculography (RNVG)2)によるTAP前後の左室機能について検討した結果をのべてみたい。
対象は狭心痛を有する冠動脈疾患11例である。いずれも冠動脈造影で右冠動脈,左前下行枝,左回旋枝あるいは左主冠動脈のいずれかに70%以上の限局性狭窄を認めたためにTAPを施行した。年齢は32〜57歳である。これを2群に分類した。第I群は30%以上の開大に成功した8例である。第II群は開大が不成功に終った3例で対照群とした。
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