Japanese
English
装置と方法
経皮的経管式冠動脈形成術
percutaneous transluminal coronary angioplasty
兼本 成斌
1
,
Hör, G.
1
,
Kaltenbach, M.
1
Nariaki Kanemoto
1
1J.W.Goethe大学医学部
1Johann Wolfgang Goethe Universität
pp.511-518
発行日 1981年5月15日
Published Date 1981/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203771
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新しい術式が臨床の場に導入されてからそれが真の評価を受けるまでに約10年の歳月を要するといわれている。Grüntzig1〜5)はDotterとJudkins6)が考按した下肢動脈の粥状硬化性狭窄を経カテーテル式に物理的に開大してしまおうという方法すなわち経皮的経管式冠動脈形成術(TAP)を冠状動脈に適用した。
この治療法はまだ数年の歴史しかもたず,それにZürlich,San Francisco,New York,Frankfurtの数施設でしか施行されていないこともあって適用された患者数も300人に満たない。しかし非手術的という画期的かつ魅力的な治療法であるために世界の注目を集めていることも確かである。
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