Japanese
English
Bedside Teaching
肺のOpportunistic infection
Opportunistic infection of the lung
松本 慶蔵
1
,
宇塚 良夫
1
,
永武 毅
1
,
山本 真志
1
,
井手 政利
1
Keizo Matsumoto
1
,
Yoshio Uzuka
1
,
Tsuyoshi Nagatake
1
,
Masashi Yamamoto
1
,
Masatoshi Ide
1
1長崎大学熱帯医学研究所内科
1Institute for Tropical Medicine, Nagasaki Univ.
pp.857-862
発行日 1979年8月15日
Published Date 1979/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203414
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近年本邦における感染症の変貌は驚くべき程であるが,その変貌の原因に対する理解やその根本的対策についての考えは不十分を免がれない。ことに呼吸器にあっては,絶えざる呼吸によって各種病原の侵入があり,宿主の条件如何によっては,感染,炎症を招来するであろう。しかしある感染症が発症したとして,その感染発症には必然性があるのか,偶然性が主体なのかについての考察はきわめて少ない。前者が主体ならば,その対策は立て易く,後者では困難であり,臨床家にとってもこの吟味はきわめて重要なことである。
そこで肺のOpportunistic infectionについて最近経験した症例を提示して,以上の点に焦点を合せて記述したいと思う。
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