Japanese
English
装置と方法
無麻酔ラット心機能の一測定法
A method of measuring cardiac function in unanesthetized rat
土屋 雅之
1
,
Gerald M. Walsh
2
,
Edward D. Frohlich
2
Masayuki Tsuchiya
1
1国立循環器病センター
2Alton Ochsner Medical Foundation
1National Cardiovascular Center
pp.859-862
発行日 1978年9月15日
Published Date 1978/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203246
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Okarnoto, K. & K. Aoki1)の高血圧自然発症ラットは実験高血圧症研究における最良のモデルとして,今日国際的に認められ使用されている。一方血圧は心拍出量と全末梢血管抵抗により規定されるため,とくにその血行動態的検索においては心拍出量測定がきわめて重要であるにもかかわらず,わが国においては,ラットの心拍出量測定に関する報告は非常に少ない。
ラットの心拍出量は1950年はじめてBlood, F. R. et al2)が直接Fick法により測定して以来色素・RI・熱希釈法,上行大動脈にプローベを装着して求める電磁血流計による方法,近年さかんに応用されつつある放射性マイクロスフェアを利用したReference Sample法などが考案されてきた3)。
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