Japanese
English
装置と方法
自動診断コンピューター連動心電図直接記録装置の開発と臨床応用
Clinical application of computer assisted ECG diagnosis and recording system
友田 春夫
1
,
笹本 浩
1
,
中村 正彦
2
Haruo Tomoda
1
,
Hiroshi Sasamoto
1
,
Masahiko Nakamura
2
1東海大学医学部内科
2東海大学医学部ME学教室
1Department of Cardiology, School of Medicine, Tokai University
2Department of Mcdical Electronics, School of Medicine, Tokai University
pp.549-552
発行日 1978年6月15日
Published Date 1978/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203207
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
現在わが国では年間推定2,000万件とされる心電図記録が行なわれており,いうまでもなく最もポピュラーな臨床検査の一つである。心電図は周知の通り,感熱紙を主とする専用記録紙上に12誘導を記録し台紙にこれを貼付し,外来や病棟でカルテ中に綴じこみ使用する方法が一般的である。しかし循環器系疾患症例では心電図記録回数が頻回となり,台紙に貼りつけた心電図記録のため徒にカルテが厚くなり,その扱いに困却することはしばしば経験するところであり,また特に熱ペン式記録によるものは記録自体の傷みも早い。当施設においても以上の理由から,報告用紙そのものに直接記録する方式が強く望まれたが,簡単なようであってなかなか実現が困難であった。
一方,心電図自動診断に関する研究はわが国でも早くから検討され,最近では多くのシステムが医療の場に導入されている。
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.