Japanese
English
講座
冠状動脈塞栓症—非定型的心筋梗塞
Coronary embolism
堀江 俊伸
1
,
関口 守衛
1
,
山下 婦美子
1
,
阿部 光樹
1
,
広沢 弘七郎
1
Toshinobu Horie
1
,
Morie Sekiguchi
1
,
Fumiko Yamashita
1
,
Mitsuki Abe
1
,
Koshichiro Hirosawa
1
1東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所内科
1Department of Internal Medicine, The Heart Institute of Japan, Tokyo Women's Medical College
pp.539-547
発行日 1978年6月15日
Published Date 1978/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203206
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急性心筋梗塞の原因は通常粥状硬化を基盤とする冠状動脈内膜膠原線維の破綻部に血栓が形成されることによって起ると考えられている1,2)。しかしその他にも非定型的な心筋梗塞が知られている1〜3)。
このうち冠状動脈塞栓症は,比較的まれであるとされ4〜6),本邦においてもその報告例は少なく7〜11),従って系統的な検索はなされていない。
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