Japanese
English
綜説
「シートピア」計画とその医学的諸問題—とくに呼吸と循環を中心として
Seatopia Project and its Medical Problems with special emphasis on respiratory and circulatory aspects
松田 源彦
1
Motohiko Matsuda
1
1海洋科学技術センター
1Japan Marine Science Technology Center
pp.468-479
発行日 1976年6月15日
Published Date 1976/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202907
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
1960年代には宇宙科学技術の進歩は,人類永年の夢であった「アポロ」11号による月面到着を実現させ,一方海洋科学技術の進歩もまた1970年代に入り,大陸棚付近深度300m (31 ATA)の海底にまで人間を潜水させ,作業することに成功している。
わが国においても科学技術庁において大陸棚付近深度の開発のための,先行的,共通的科学技術の開発研究として,水深100mの海中で,飽和潜水という新しい技術を用いて4人のアクアノート(潜水科学技術士)が1カ月間海中作業基地に居住して作業を行うことを目的とする実験研究が計画されていた。
Copyright © 1976, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.