Japanese
English
Bedside Teaching
細菌性心内膜炎の外科治療
Surgical treatment in bacterial endocarditis
窪倉 武雄
1
Takeo Kubokura
1
1東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所(内科)
1Heart Institute of Japan, Tokyo Women's Medical College
pp.419-432
発行日 1976年5月15日
Published Date 1976/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202903
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細菌性心内膜炎(BE),あるいは感染性心内膜炎(IE)は,なお,死亡率が高く,循環器疾患の難題の一つである。近年の多種多様の抗生物質の開発が,他方,人工弁に代表されるprosthesisを用いた心臓外科の進歩が,BEの臨床像を変え,BEの治療においても既存の概念の変革がなされつつある。本稿では,1965年5月から1975年11月までの,東京女子医大心研の入院症例から合併感染症150例を抽出し,分析可能な125例の対象群のなかから選定した31例を中心に,BEの外科治療について考察したい。
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