Japanese
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診療指針
細菌性心内膜炎の診療—殊に二,三のトピックスについて
Clinical investigation of bacterial endocarditis:especially about recent few topics
勝 正孝
1
M. Katsu
1
1慶大内科
1internal medicine, school of medicine, Keio Univ.
pp.827-833
発行日 1961年12月15日
Published Date 1961/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201045
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I.序
細菌性心内膜炎は抗生剤の登場以前には自然治癒3〜51)2)%といわれていたが,最近の抗生剤の進歩に伴ない,治癒率の著しい向上を示している。Friedberg等3)は1944〜1950年148例では66.2%の治癒率であり,1952〜1959年95例では83%と上昇を示している。
当教室の経験でも最近,昭和33年1月(1958)より昭和36年6月(1961)年間の成績では33例中25例75.8%の治癒率をえている。
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