呼と循ゼミナール
急性心筋硬塞(XII)—超音波心臓動態検査法について
兼本 成斌
1
1東海大学医学部内科
pp.300
発行日 1976年4月15日
Published Date 1976/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202887
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最近の心臓病検査法のなかで超音波心臓動態検査法(UCG)ほど脚光を浴び,かつ非観血的方法でありながら診断的意義の大なるものはないといっても過言ではない。M-mode echocardiogramはpattern認識として容易であり,特有な情報のえられる疾患も多い。
さらに心室中隔,左室後壁の動きから左室内径,左室容量,1回拍出量,駆出率,平均左室後壁収縮速度(mPWV),左室収縮期波の最大振幅(PWE),maximum diastolic endocardial velocity (DEVM)などの左室機能を表わすparameterがえられる。
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