呼と循ゼミナール
急性心筋硬塞(VIII)—非観血的検査法について
兼本 成斌
1
1東海大学医学部内科
pp.1014
発行日 1975年11月15日
Published Date 1975/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202837
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心臓カテーテル検査や心血管造影法などの観血的検査を駆使すると直接的な値がえられ信頼度も高いが施設や適応などの問題がある上にある程度の侵襲は避けられず度々繰返すわけにはいかない。これに対して非観血的検査である心音図,心電図,心尖拍動図,頸動脈波,UCGなどは簡便性,安全性,反復性の面から広く活用されている。
とくに最近では心機図と称して心活動現象の音響ならびに電気的現象を含めた機械的現象を客観的に記録してそれぞれ独立した検査法を総合的に観察し解析されるようになり再現性もよく観血的方法との比較においてもかなり満足すべき情報がえられ脚光を浴びてきたように思える。
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