Japanese
English
装置と方法
ウサギ呼吸循環機能に及ぼす急性吸煙の影響について—(1)喫煙用マスクおよびパイプの試作とその応用例
Acute Pulmonary and Cardiovascular Effects of Tobacco Smoking in the Rabbit. 1. Development of a Cigarette Smoke Respirator for the Rabbit and Some Experimental Applications of It
浅野 牧茂
1
,
大久保 千代次
1
,
宮崎 蔵敏
1
,
三輪 律子
1
Makishige Asano
1
,
Chiyoji Ohkubo
1
,
Kuratoshi Miyazaki
1
,
Ritsuko Miwa
1
1国立公衆衛生院生理衛座学部
1The Institute of Public Health
pp.411-416
発行日 1975年5月15日
Published Date 1975/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202761
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これまで動物の喫煙実験にはたばこ煙の全身曝露を伴う吸煙法か,気管送管による吸煙法が主として用いられ,前者は吸煙量の把握ならびに調節が十分にできず,後者は外科的処置を伴うので同一個体での実験が再現不能で,慢性喫煙実験が不可能な憾みがあった。ウサギについてはHolmaおよびHellstrom1)2)が急性喫煙実験に適した精密な定量的吸煙装置を発表しているが,使用に際して全身麻酔を必要とする短所がある。著者らは最近ウサギ用経鼻的吸煙マスクおよびパイプを試作し種々の急性喫煙実験を行い興味ある成績を得たので報告する。
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