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講座
生体内ジギタリスの微量定量法
Microassay of Digitalis-in-vivo
藤野 澄子
1
Sumiko Fujino
1
1札幌医科大学薬理学教室
1Department of Pharmacology, Sapporo Medical College
pp.1037-1047
発行日 1972年12月15日
Published Date 1972/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202442
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ジギタリスはよく効く強心薬として古くから使われているが,この薬物には蓄積傾向があり中毒をおこしやすい欠点がある。最近まで幾多の微量定量法が,ジギタリスの血中濃度をはじめ臓器内濃度或は細胞内濃度などを知る目的で研究されてきた。
表1は最近明らかになった治療時および中毒時におけるジギタリスの人血中濃度である。ngオーダーの超微量を測定できなければ中毒を予知するための臨床利用には用いられない。
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