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装置と方法
トランスデューサー(ユーザーのために)(Ⅲ)エアフロー
トランスデューサー(ユーザーのために)(Ⅲ)エアフロー
今岡 薫
1
Kaoru Imaoka
1
1日本光電工業株式会社
1Nihon Kohden Kogyo Co. Ltd.
pp.867-874
発行日 1972年10月15日
Published Date 1972/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202424
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多くの臨床の検査や診断のためには,何らかの方法で生体の情報を収集する必要がある。生体の情報を収集する方法の中には,打診や触診などのように,専門家の経験なり,知識などによる場合も多々あるが,最近では,medical engineering (ME)技術の進歩に伴い,多くの場合,機械によって情報を収集することが非常に多くなった。
これらの生体情報は,通常生体内において種々の物理量または化学量として存在しており,これらの物理量または化学量を検知し,電気信号に変換するものをトランスデューサと称している。本来,トランスデューサとは,圧力,温度,長さなどの物理量を,他の電気量や空気量,ときには振動や力などの物理量に変換するものを意味していたが,最近では,ある物理量または化学量をもっとも情報処理しやすい物理量である,電気量に変換する素子を,トランスデューサと称しており,狭義の意味において使用されているのが現状である。
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