Japanese
English
提案
臨床肺機能検査用語集—主として臨床肺機能検査の用語の統一をはかるために(改訂案)
Terminology on the Routine Clinical Pulmonary Function Testing
中村 隆
1
,
笹本 浩
2
,
横山 哲朗
2
Takashi Nakamura
1
,
Hiroshi Sasamoto
2
,
Tetsuro Yokoyama
2
1日本胸部疾患学会肺生理専門委員会
2Depatment of Internal Medicine, School of Medicine, Keio University
11st Department of Internal Medicine, Faculty of Medicine, Tohoku University
pp.899-903
発行日 1969年10月15日
Published Date 1969/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202080
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
臨床肺機能検査に日常用いられる用語を混乱なく,正確に用いることにより情報伝達を円滑に行ないうるようとの動機からこの作業がすすめられた。
日本語としての用語をきめるにあたっては外国語の表現法にこだわらず,むしろその内藏する意味に重点をおいて和訳語をえらんだ。しかしながら日本語の本質からしていろいろ難かしい点も少なくない。
本改訂案を作製するにあたっては,昭和43年7月立案の第1原案をもとに公開討論会を本肺生理専門委員会,ならびに肺機能セミナー合同主催で開催して一般の意見を聴き,その後も個々に専門家の意見を伺った。とくに関係の深い日本生理学会との連絡の一手段として,名大高木健太郎教授に委員として委員会に参加願うとともに,上記討論会に新潟大小林庄一教授,北大望月政司教授に生理学会から御出席をいただいたが,学会間の意見調整にはなお問題が残されている。
昭和44年7月京都市において開催された,日本胸部疾患学会総会の際にひらかれた肺生理専門委員会に本改訂案が提出され,可能な方法で本案を周知せしめ,各層の意見を求めた上で最終案とすることが承認された。
Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.