呼吸と循環談話会での話し合いから
肺機能検査用語の統一についての提案
pp.441-442
発行日 1962年6月15日
Published Date 1962/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201105
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肺機能検査が普及して,同学の士がふえたことは大変よろこばしいことであるが,その用語,とくに日本語の用語は,かねてから一部の識者の指摘するところであつたにもかかわらず,統一を久き,ために時には概念の混乱さえおこりかねない実状になつてしまつた。
もちろん今までにも肺気量分両その他に関しては,日本医学会医学用語委員会での一応の決定があつたわけではあるが,それが必らずしも一般的に実際に用いられているかというと,残念ながら,否といわざるを得ない。またその後発行された日本内科学会編,内科学用語集改訂第2版(昭和35年5月)では,最近では余り用いられていないはずの,補気,貯(留)気などの用語が復活されている。
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