Japanese
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特集 運動の生理
4.運動負荷におけるTransient Phenomena—呼吸・循環機能の調節
Transient Phenomena in Cardio-respiratory Functions on Exercise
横山 哲朗
1
Tetsuro Yokoyama
1
1慶応義塾大学医学部内科学教室
1Department of Medicine, School of Medicine, Keio University
pp.465-472
発行日 1968年6月15日
Published Date 1968/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201907
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Ⅰ.運動負荷と呼吸・循環にみられる transient phenomena
呼吸と循環の最も本質的な役割は,生体の代謝需要に応じてガス交換を行ない,ガスその他の要素の輸送を行なうことにあることは,いまさらいうまでもあるまい。人が日常の生活を営むにあたっては,時々刻々の労作に対応する呼吸・循環系の反応が要求される。
Dejours (1963)は労作によるこの反応の機序に関与する因子として 1)運動の強さ(intensity of the exercise)
2)運動の種類(type of the exercise)
3)運動の時期(phases of the exercise)
4)環境因子(environmental conditions)
の四つをとりあげている。本稿では3)を中心に他の因子の関連を考えることとしたい。
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