Japanese
English
講座
昇圧性因子
Pressor mechanisms
橋本 虎六
1
,
吉永 馨
2
Koroku Hashimoto
1
,
Kaoru Yoshinaga
2
1東北大医学部薬理学教室
2東北大医学部鳥飼内科教室
1Dept. of Pharmacology, School of Medicine, Tohoku University.
2Dept. of Internal Medicine School of Medicine, Tonoku University.
pp.397-404
発行日 1966年5月15日
Published Date 1966/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201590
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血液循環動態の研究はわれわれの主要研究テーマであり,既に数年いらい,われわれは基礎医学の立場と臨床医学の立場とでたがいに協力しながら,この問題を追求してきた。血液循環を調節する因子は多種多様であるから,限られた紙数でそのすべてを述べつくすことは不可能である。本稿ではそのうちの昇圧性因子に限つて述べたいと思う。初め臨床の立場からこの問題を論じ,特に諸種高血圧状態における昇圧因子の役割りについて,鳥飼内科における検索成績を中心にして述べ,次いで昇圧因子の基礎医学,特に最近注目を浴びている問題点につき,薬理学教室の研究を参照しつつ解説することとする。
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