Japanese
English
特集 循環系薬剤の基礎と臨床
昇圧剤の臨床
Some clinical aspects on pressor drugs and substances
笹本 浩
1
,
楊 俊哲
1
Hiroshi Sasamoto
1
,
Shuntetsu Yoh
1
1慶応義塾大学医学部内科教室
1School of Medicine, Keio University
pp.381-392
発行日 1959年4月15日
Published Date 1959/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200753
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緒言
すべて薬剤にはその適応があり,適応症に合致した薬剤を適当した時期に適当量だけ用いれば帰死回生の妙薬となる。そのためには疾患,病状のよつて来たる所をまず把握することが必要であることは臨床医学の基本的な考えである。
昇圧剤を使う場合にも,この原則に対して例外である筈がない。以下低血圧の成因及びそれに対する対策について述べるが,紙面の都合で薬剤を中心にして,重要な問題あるいは興味ある点に重点をおくことにする。
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