Japanese
English
診療指針
サルコイドージスの治療
Treatment of Sarcoidosis.
橋田 進
1
,
岡崎 正義
1
,
岡田 静雄
1
,
松田 実
2
,
立花 暉夫
3
Susumu Hashida
1
,
Masayoshi Okazaki
1
,
Shizuo Okada
1
,
Minoru Matsuda
2
,
Teruo Tachibana
3
1結核予防会大阪府支部
2大阪府立成人病センター
3大阪府立病院
1Research Institute of Japan Anti-Tuberculosis Association, Osaka.
2Center for Adult Disease, Osaka.
3Osaka Furitsu Hospital.
pp.192-198
発行日 1965年3月15日
Published Date 1965/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201423
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はじめに
サルコイドージス(以下サ症と略す)とは原因不明の全身性(肺,リンパ腺,皮膚,眼,骨,神経,唾液腺,肝,脾,心,腎,筋肉その他)の疾患であって,臨床的には土として内科,皮膚科,眼科方面で注目調査され,そのうち内科関係では呼吸器専門医による診断発見が圧倒的に多い。
本邦におけるサ症の実態については近時その報告例が増加し,北村,岡らの全国調査1)(1963年)では282(うち組織診定群185,組織診定不能な臨床診断群97を数え,わが国においても決して稀有な疾患とはいえなくなってきている。われわれも約40例の本症を経験したが,本症の治療を主体として経過予後について論じてみたい。
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