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皮膚科図譜・184
サルコイドージス
A CASE OF SARCOIDOSIS
笹井 陽一郎
1
Ycichiro SASAI
1
1東北大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Tohoku University School of Medicine.
pp.1111
発行日 1964年11月1日
Published Date 1964/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203924
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患者 26歳,女。既往歴4年程前より視力障害があり,胸部X線検査で所見のあることから結核性虹彩毛様体炎として治療をうけていた。 現病歴 1年程前より幼時に転倒して生じた瘢痕が次第にもりあがつてきたのに気付いた。自覚症状はない。
現症 左膝蓋のやや下方に横に走る瘢痕があり,その上と直下に米粒大のやや黄色調を帯びた扁平な丘疹を数コ認める(第1図)。また,眼科的には,両側虹彩に多数の小結節をみる。リンパ腺は触知しない。
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