Japanese
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講演
心臓血管及び肺由来の求心性線維及び延髄内走行
Afferent Fibers of Cardiovascular and Pulmonary Origins and their Intrabulbar Connections.
R. J. H. Oberholzer
1,2
1チューリッヒ大学生理学教室
2Geigy社医学研究所
1Physiology, Zurich University.
pp.329-341
発行日 1964年5月15日
Published Date 1964/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201317
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緒言
一般に研究方法の進歩は医学研究者に新しい研究分野を提示するものである。カテーテル,ガス分析装置及びSpectrophotometryの進歩によつて心肺機能の研究は実験分野に於いて,又臨床分野に於いて,一大光明を齎らした。20年前には殆んど無知に等しかつた血液動態及びガス交換の機構も生理,病態のいずれに於いても次第に鮮明されて来た。しかし適切な研究方法が確立されない分野に於いては,尚も未解決の分野が多々あり,しかも注目も浅い。
胸腔内及び腹腔内器官の神経性調整に関する研究は生体に於いては直接検索することは不可能に近い。従つて従来間接的方法によつて,receptorの感受性及び之等の求心性繊維の延髄及びより高位中枢に対するインパルスの研究がなされて来た。
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