Japanese
English
原著
麻酔回路中の湿度について—第2報 小児麻酔
On Studies of Humidity in Anesthetic Circuit.:2nd Report:Humidifying Method of Pediatric Anesthesia.
青地 修
1
,
川口 力
1
,
藤田 俊夫
1
Osamu Aochi
1
,
Tsutomu Kawaguchi
1
,
Toshio Fujita
1
1京都府立医科大学麻酔科
1Dept. of Anesthesiology, Kyoto Furitsu University of Medicine.
pp.953-956
発行日 1963年12月15日
Published Date 1963/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201275
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I.緒言
麻酔器を用いて行なう麻酔において,患者の呼吸湿度を管理することは,患者の気道粘膜の機能を正常に保ち,水分代謝及び体温調節を円滑に行なわしめるために重要なことであり,また,麻酔器の炭酸ガス吸収効果をあげるためにも麻酔回路中に適当な湿度を与えることが必要である。
佐藤1)は主として成人の麻酔においてガス麻酔剤を使用した場合の呼吸湿度に関する詳細な研究を行ない,種々興味ある結果を発表した。高流量で液体麻酔剤を用いる小児麻酔における呼吸湿度の研究はまだその報告をみない。
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